メネラウスの定理は三角形と直線に関する定理。チェバの定理は三角形と点に関する定理です。
メネラウスの定理
メネラウスの定理は三角形と直線に関する定理です。
メネラウスの定理

$$\frac{AR}{RB}\cdot \frac{BP}{PC}\cdot \frac{CQ}{QA}=1$$
メネラウスの定理の覚え方


覚え方としては、キツネ型の耳から元の耳へ戻ってきます。
その際は、「ホップ・ステップ・ジャンプ!(この時点で反対側の耳にいる)、ワンツースリー!」で元の耳まで戻ってきます。
この順番で分数に上・下・上・下・上・下と入れていき、イコール1とすれば完成です。
メネラウスの定理の証明
メネラウスの定理の証明には相似を使います。
証明
Cから直線lと並行な直線を引くき、ABと交わった点をDとする。

三角形BCDと三角形BPRは相似なので、$BP:PC=RB:RD$
三角形ADCと三角形ARQは相似なので、$QA:CQ=AR:RD$


よって、
$$\frac{BP}{PC}=\frac{RB}{RD}$$
$$\frac{CQ}{QA}=\frac{RD}{RA}$$
この二式を用いると、
$$\frac{AR}{RB}\cdot \frac{BP}{PC}\cdot \frac{CQ}{QA}$$
$$=\frac{AR}{RB}\cdot \frac{RB}{RD}\cdot \frac{RD}{RA}$$
$$=1$$
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