
今回は「ゼロから始めるプログラミング入門」ということで、実はノートPC一台さえあれば誰でもできるプログラミングを数回にわたって解説していきたいと思います。
この解説が終わる頃には実践的な内容・役に立つプログラミングができるようになっているはずです。
プログラミング言語Python
難しいことは抜きにして、まずはプログラミングを触ってみましょう。
プログラミングには様々な言語がありますが、今回使うのはPythonという言語です。
実際に大掛かりなプログラミングを書いたりする場合にはPythonという言語をPCにインストールした方が便利なのですが、今回はインストール不要の方法でPythonを使ってみたいと思います。
※それでもとにかくインストールしたい方はこちら↓↓↓
ではインストールなしでどうするのかというと、googleのサービス、Colaboratoryを使います。
まずはColaboratoryにアクセスし、右下から「ノートブックを新規作成」を選択します。

すると『セル』と呼ばれる再生ボタンがついた箱がひとつ表示されると思います。
ここにプログラムを書いていくことになります。

Colaboratoryではセル増やすこともでき、そのセルを一つずつ実行することも可能なのでプログラミングの学習には最適というわけです。
変数と代入
セルの中に次のように入力し、再生ボタンで実行してみてください。
x=3
この文を実行すると、xという『変数』に3という数字を保存することができます。これを『代入』と言います。
※画面には何も表示されませんが、コンピューター内部ではきちんと実行されています。
今回はxを変数にしていますが、1文字以上の英字列であればどんなものでも変数として扱えます。
例)x, apple, num, str, …
次に左上の方から「+コード」を選択するともう一つセルが現れるのでそちらに次のように入力して、再生ボタンから実行してみてください。
ptint(x)

するとセルの下に「3」と表示されると思います。
print()とは組み込み関数の一つで、かっこの中の値を出力してくれるコマンドのようなものです。
『組み込み関数』とは、プログラミング言語にもともと用意されている関数のことです。
※組み込み関数ではない関数は自分で定義する必要があります。詳しくは次回扱います。
関数においてかっこの中を『引数』と呼びますが、今回は引数にxを指定したのでその値である3が出力されたということですね。
もちろん、一つのセルに次のようにまとめて入力しても同じ結果が得られます。
x=3
print(x)
計算
では、「+コード」から新しいセルを作り、次のように入力して実行するとどうなるでしょうか?
x=3+4
print(x)
予想は簡単かと思いますが、7という数字が出力されますね。
このように、値を代入するときに右辺(イコールの右側)に計算を書くとその計算結果が左辺の変数に代入されます。
また、この計算は次のように細かく分けて書くことも可能です。
a=3
b=4
x=a+b
print(x)
今回のまとめ
プログラミングにおいて変数・代入は最も基本の部分になります。また、計算はプログラミングの本質とも言えるので是非覚えておきたいところです。
実は変数には数値だけでなく、文字列なども代入することができるのですが、それも踏まえて次回は『データの型』について扱いたいと思います。
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