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漸化式②「等比数列」

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高校数学では、本質的に解くことができる漸化式は「等差数列」、「等比数列」、「階差数列型」の三種類しかありません。

今回はそのうちの一つ、等比数列の漸化式について解説します。

※ ここでいう、「本質的に解ける」とは、漸化式から一般項をnの式で求める操作を言います。

等比数列の漸化式

等比数列とは、前の項に公比rをかけたら次の項になる数列です。

よって、漸化式もその形をしています。

等比数列の漸化式

$$a_{n+1}=ra_n$$

この式は「an+1はa_nにrをかけたもの」と読むことができ、まさしく等比数列の隣接する二項の関係を表した式になります。

例題

例題

$a_1=1,\ a_{n+1}=3a_n$によって定められる数列$\{a_n\}$の一般項を求めよ。

解答

$a_{n+1}=3a_n$より、$a_n$に3をかければ$a_{n+1}$になる。

よって数列\{a_n\}は公比が3である等差数列で、その初項は$a_1=1$より1である。

よって求めるべき一般項は

$$a_n=1\cdot 3^{n-1}$$

$$=3^{n-1}$$

この記事の執筆者
理系さん

理系の現役京大生。
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